豪ドルの重要経済指標
オーストラリア(豪州)の基礎データ

豪州統計局発表の2020年数値

国名 オーストラリア連邦(Commonwealth of Australia)
面積 769万2,024平方キロメートル(日本の約20倍)
人口 約2,569万人(2020年12月。出典:豪州統計局)
首都 キャンベラ
民族 アングロサクソン系等欧州系が中心。その他に中東系、アジア系、先住民など
言語 英語
産業割合 サービス業(56.5%)、製造業(18%)、工業(27.2%)、農業(6.4%)(2019年 世銀)
GDP 7,170億ドル
一人当たりGDP 8,599ドル
経済成長率 1.8%
物価上昇率 36.08%(2021年12月)
失業率 11.2%(2021年11月)
総貿易額 輸出 7,969億ドル
輸入 4,608億ドル
主要貿易品目 輸出 鉄鉱石(32.0%)、石炭(12.0%)、天然ガス(10.0%)
輸入 乗用車(6.4%)、精製油(5.4%)、通信機器(5.0%)
主要貿易相手国 輸入 中国36.4% 、日本10.7%、米国6.3%
輸出 中国23.9%、米国12.6%、日本5.5%
通貨 豪ドル
為替レート 1豪ドル・リラ=82.005円(2022年2月4日)

【※外務省より引用】

 

政策金利

2021年10~12月のインフレ率は3.5%、政策金利は0.1%だったので、実質金利は-3.4%でした。

インフレ率に比較して、政策金利が低いと豪ドルが売られます。

次回は4月5日に政策金利の発表があります。

オーストラリアの政策金利の推移

 

インフレ率

インフレ率は3.5%と低い水準!

インフレ率が高いとお金の価値が下がるので、豪ドルが売られます。

次のインフレ率の発表は4月27日です。

オーストラリアのインフレ率

 

失業率

失業率は4.2%と低い水準です。

失業率が高いとGDPを押し下げるので、豪ドル売りにつながります。

失業率の次の発表は3月17日です。

オーストラリア 失業率

 

外貨準備高

外貨準備高が少ないと為替介入をする余力が少なくなります。

「外貨準備高が減る → 為替介入の余地が減る → 不安から豪ドルがさらに売られる」という悪循環を起こします。

オーストラリア 外貨準備高

 

コロナウィルス感染状況

1日平均28,120人の新規感染者、2月2日のピーク時の38%。

累計で感染者3,165,949人、死者5,571人が報告されています。

感染者数が多くなると経済が停滞するので、豪ドル売りにつながります。

オーストラリアのコロナウィルスの感染状況

*引用先:Reters

デフォルト(債務不履行)リスク

デフォルトリスクが高いということは、その通貨の価値がなくなる可能性が高いということです。

リスクが高いので、利回り(通貨の場合は金利)を高くしないとお金が集まらなくなります。

豪ドルはデフォルトリスクが非常に低いので、安心して取引ができる通貨です。

オーストラリアのCDS(債務不履行リスク)

 

CDSは、保証料率4%(400)が危険、2%(200)が要注意です。7%(700)を超えるといつデフォルトしてもおかしくない状態です。

デフォルトリスク比較