トルコの重要経済指標
トルコの基礎データ

トルコ国家統計庁発表の2020年数値

国名 トルコ共和国(Republic of Turkey)
面積 780,576平方キロメートル(日本の約2倍)
人口 83,614,362人(2020年、トルコ国家統計庁)
首都 アンカラ
民族 トルコ人(南東部を中心にクルド人,その他アルメニア人,ギリシャ人,ユダヤ人等)
言語 トルコ語(ウラル・アルタイ語系)
産業割合 サービス業(56.5%)、製造業(18%)、工業(27.2%)、農業(6.4%)(2019年 世銀)
GDP 7,170億ドル
一人当たりGDP 8,599ドル
経済成長率 1.8%
物価上昇率 48.69%(2022年1月)
失業率 11.2%(2021年11月)
総貿易額 輸出 1,697億ドル
輸入 2,195億ドル
主要貿易品目 輸出 自動車・部品(14.0%)、貴金属類(9.7%)、衣類(9.0%)、食品(8.3%)
輸入 貴金属(19.4%)、化学製品(12.1%)、自動車類(8.7%)、機械類(8.0%)
主要貿易相手国 輸入 中国(10.5%)、ドイツ(9.9%)、ロシア(8.1%)…日本(1.7%、第14位)
輸出 ドイツ(9.4%)、英国(6.6%)、米国(6.0%)…日本(0.3%、第65位)
通貨 トルコ・リラ
為替レート 1トルコ・リラ=8.519円(2022年2月6日)

【※外務省より引用】

 

政策金利

2022年2月のインフレ率は54.44%、政策金利は14%だったので、実質金利は-40.44%でした。

インフレ率に比較して、政策金利が低いとトルコリラが売られます。

次回は3月17日に政策金利の発表があります。

トルコの政策金利とインフレ率

 

インフレ率

2月のインフレ率は54.44%と非常に高い水準です。

インフレ率が高いとお金の価値が下がるので、トルコリラが売られます。

次のインフレ率の発表は4月5日です。

トルコのインフレ率

 

失業率

失業率は11.2%と高い水準のままです。

失業率が高いとGDPを押し下げるので、トルコリラ売りにつながります。

次の失業率の発表は3月10日です。

トルコの失業率

 

外貨準備高

外貨準備高が少ないと為替介入をする余力が少なくなります。

「外貨準備高が減る → 為替介入の余地が減る → 不安からトルコリラがさらに売られる」という悪循環を起こします。

外貨準備高は毎週発表されます。

トルコの外貨準備高

 

コロナウィルス感染状況

1日平均54,314人の新規感染者。

累計で感染者14,253,835人、死者95,025人が報告されています。

感染者数が多くなると経済が停滞するので、トルコリラ売りにつながります。

トルコのコロナウィルスの感染状況

*引用先:Reters

デフォルト(債務不履行)リスク

デフォルトリスクが高いということは、その通貨の価値がなくなる可能性が高いということです。

リスクが高いので、利回り(通貨の場合は金利)を高くしないとお金が集まらなくなります。

デフォルトリスクが高いとトルコリラ売りにつながります。

トルコのCDS(債務不履行リスク)